こんばんは、さるあみです。
今回は天花シリーズのなかでも、秋田酒こまちで仕込んだものを飲んでみました。


さて、以前このような記事を書きました。
そうです、あの大納川です。
当時はまだ門出の天花シリーズを買えてなかったので、今回、ようやく乾杯できます。
と、思いきや。
思いきやですよ。
天花第一弾がもう売り切れ……。
ということで第二弾なのかな?
酒こまち仕込みの感想となります。
とりあえず、結論をひとことで言いますと、
力強い。
この力強さがどこから出ているかというと、もちろん原酒であるところです。
ですが、このお酒はそれだけが個性ではありませんでした。
甘み×酸味×力強さ。個性の乗算が生んださらなる個性。
どれかが突出している日本酒というのはたくさんあります。
ただ、天花は違いました。
乗算。
これらの乗算が、『天花 酒こまち仕込み』という個性をつくりあげています。
そう!
それはさながら、愛しさと切なさと心強さと!
ダウンタウンのごっつええ感じに出ていた篠原涼子が好きでした。
さて。
まずは香りから。
香りにも甘みがあり、華やかにのぼります。
そして、さすが原酒!
舌が重みを感じるほどの力強さがあります。
さらに、秋田酒こまちの持つ甘み。
この『甘み』と『酸味』と『力強さ』が合わさり、うまみになっていますね。
山田錦では出せない強みであり、また、弱みでもあるように思いました。
量を飲むお酒ではないかな~。
お店でグラス一杯。
これで充分な満足感が得られそうです。
あと、もうひとつだけ。
これからの時期、瓶は汗をかきやすいです。
水に強いラベルだと、目でも美味しいお酒になるかなーと思います。
■ラベル情報『天花 純米吟醸無濾過原酒』
まとめ
今回の記事はいかがだったでしょうか?
備前酒造店さんが社名を大納川に変えて4か月あまり。
天花シリーズは、これからの大納川の代名詞となっていくに違いありません。
私はまだ『酒こまち仕込み』しか飲んでおりませんが、この強い個性はなかなか記憶に残るお酒だと思います。
低アルコールで飲みやすいさっぱりとしたお酒。
それとは逆をいく強さに、日本酒の原点を見た気がします。
ただ、たしかに原酒で重い部分もあります。
ですが、やさしい甘さは女性向きでもあります。
男性だけではなく、女性にもぜひ飲んでいただきたい一本です。
今後の大納川からも目が離せませんね。
下流で新しい流れを待っていてはありつけません。
これからは上流で待機して、常にアンテナを張っていようとおもいます。
偉い人は言っておりました。
川上から大きな桃が流れてきたら大半の人はスルーしてしまう。拾い上げたおばあさんはチャンスを掴んだのだ、と。
私も座して待つのではなく、自ら掴みにいく気持ちでのぞみます。
気がついたら品切れで買えなかったなんてイヤですしね。
今回はとりあえず、ようやく大納川の船出に乾杯することが叶いました。
買えた縁に感謝します!
それでは、ここまで読んでいただきありがとうございます。
今日も、あなたの晩酌がより良いものになりますように。