こんばんは、さるあみです。
またまた大納川がおもしろい商品を発売しましたね。
新ブランド『大森』。
『ウイスキー樽で貯蔵する』という聞いたことのない試みに、あなたも興味深々なのではないでしょうか?
でも正直、あれですよね。
まずは人の意見、感想がほしいですよね。
「気になるけどどうなんだろう……?」
というのが本音だと思います。
なので今回は、『大森』のなかでもいちばん飲みやすかったもの。
ホワイトオークでもバーボンでもなく、『シェリー樽貯蔵』のものをレビューしていきます。
最後まで楽しんでいってくださいね。
『大森 樽貯蔵(シェリー樽貯蔵)』ってこんなお酒
大納川の『大森』は2022年生まれの新ブランドで、3種類の発売となりました。
いずれも共通点は、
“ウイスキー樽での半年貯蔵”
ホワイトオーク樽、バーボン樽、シェリー樽、3種の樽をつかって、小さく小さく仕込まれています。
『大森』に使われているシェリー樽は、スペインのアンダルシア地方は『ヘレス』のもの。
ペドロ・ヒメネス種でつくられた甘口のシェリー酒が入っていた樽で熟成しています。
と、まるで知っているかのように『ペドロ・ヒメネス』という言葉を使ってみましたが、正直、シェリー酒の知識はゼロです。
調べてみると、こんな特徴がありました。
ペドロ・ヒメネスは、
- 白ブドウの種類のひとつ
- 天日干ししてから使うので、甘みがギュっと凝縮されている
- できあがるお酒は極甘口なものになる
- 天日干ししているので、白ブドウでありながらも酒は濃い茶色に
- ブラックコーヒーの色にも例えられるほど
といった感じです。
『大森』が、たった半年の貯蔵でも薄い琥珀色をしていることからも、なんだか納得の特徴ですよね。
あとは『極甘口』という部分。
この樽に残る甘さがどう活かさせてくるのか。
さっそく、味の感想へと移ってしまいましょう。
『大森 樽貯蔵(シェリー樽貯蔵)』を飲んでみて
まさに和洋折衷。
鼻を近づけると、甘みある樽の香り。
日本酒だと思って口をつけると、急カーブを切ります(笑)
味わいは、日本酒らしさのなかに確かな風味!
シェリー樽の香味に酸味がのって、アルコール度数以上の強さを感じます。
そのままだと、やっぱり癖が強いです。
ウイスキーを普段から飲んでいないと、馴染みのない味がします。
ただ、飲み方を変えると。
ロックで加水しながら飲むと、途中でちょうどいい癖に。
「ここだ!」
というタイミングでコーヒー&チョコレートクッキーを合わせると、絶妙なマッチングでした。
日本酒だけども、合わせるなら『洋』。
それもお菓子が合うのではないかと思います。
『大森 樽貯蔵(シェリー樽貯蔵)』の商品情報
まとめ:ウイスキー感……あるぅぅ!
あなたは覚えているでしょうか?
私が冒頭で、「大森のなかでもいちばん飲みやすかったものを」と言ったことを。
実は私、とある酒屋さんで3種類の飲み比べをさせていただいたんです。
そのとき、バーボン樽貯蔵からは『際立つ癖』を。
ホワイトオーク樽貯蔵からは、『やや飲みやすくも好みではない感覚』を。
それぞれ得ました。
そうして3本目に飲んだ『シェリー樽貯蔵』は、なかなかでした。
「おいしい!」と舞い上がったわけではありません。
「出てる出てる!」と、シェリー樽らしさが酒に移っていることに喜んだんです。
おもわず笑っていました。
久しく無かったおもしろさでした。
正直にいえば、『大森』シリーズは万人にオススメできるものではありません。
ただ、
- 日本酒を楽しみたい方
- 日本酒でワクワクしたい方
そう。
あなたのような方に飲んでいただきたい1本です。
もし、心のなかではもう答えが出ているのなら、それに従って楽しんでいただければと思います。
それでは、今回はこのへんで。
ここまで読んでいただきありがとうございます。