こんにちは、さるあみです。
毎年、雪の降るころになると出てくる、ちょっと昔っぽいデザインの秋田酒。
『千代緑 活性本生 にごり酒』。
緑のボトルに緑のラベル、緑の生酒シールと、統一感のあるデザインが印象的ですよね。
価格もおどろくほどリーズナブルで、むしろちょっと安すぎるくらい。
そうなると、期待よりも不安が勝ります。
「気になるけど失敗したらどうしよう」なんて思っちゃいますよね。
実は、私がそうでした。
「ほかの酒造で出してる活性は1500円もするのに、なんで……?」
とはいえ、やっぱり気になるものは気になります。
毎日足をはこぶスーパーにあるならなおさらです。
というわけで、買ってきました。『千代緑 活性本生 にごり酒』。
この記事では、実際に飲んでみた感想だけでなく、『活性にごりって何?』についても少しだけふれていきます。
ぜひ、最後まで楽しんでいってくださいね。
それでは、いってみましょう。
活性にごりって何?
まずはちょっとだけ、活性にごりについてふれてしまいますね。
活性にごりとは、ズバリ『生きたにごり』です。
一般的なにごり酒は、目の粗い酒袋で漉して、“火入れをした”日本酒のことをいいます。
ですが、活性にごりの場合は“火入れを行いません”。
つまり、にごり酒の生酒バージョンということになります。
じゃあ、火入れをしないとどうなるんでしょうか。
火入れには“酵母の発酵をとめる効果”があります。
だから、火入れをしないということは、“酵母が発酵し続けている”ということ。
酵母が瓶のなかで発酵して炭酸ガスを発生させるので、シュワシュワとした味わいを楽しむことができちゃうんです。
「にごり酒って濃厚で苦手……」
という方でも、活性にごりなら楽しめる可能性を秘めていますよ。
『千代緑 活性本生 にごり酒』の味は?
『千代緑 活性本生 にごり酒』のことをひとことで表すのならこうなります。
“食事にも合わせやすいリーズナブルな辛口にごり”
香りはほんのり甘くまろやかで、少し粉っぽさを感じます。
口に運ぶと、泡が踊る辛口。
香りに感じた甘みはなく、苦みを伴ったしっとりとした辛さです。
不思議なことに、単体だと苦みが気になるのに、食事に合わせるとまったく気になりません。
むしろ、スッキリ。
サッパリ感で食事が活きるんです。
これは長年愛される理由もわかります。
甘みはほんとうに香りだけで、味わいは大人。
超、超、超、大人のカルピスソーダでした。
『千代緑 活性本生 にごり酒』の商品情報
価格は参考価格となりますが、驚くほどリーズナブル。
1.8L:1,940円
720ml:1,058円
300ml:437円
いずれも税込みとなっています。
そして、裏ラベルにも書いてあるのですが、『開栓注意!!!』。
ビンを振ってしまうと吹き出す恐れがあります。
振ったつもりはなくても、バッグのなか、車の座席など、振動で振られていることもあります。
「あ、やばいかも……」と思ったら、開け閉めを繰りかえして少しずつ開栓してくださいね。
ちなみに、別の活性にごりの話ですが、かつて私はお客様からこんなクレームを頂いたことがあります。
「配送先で中身が吹き出した。どうしてくれる!」
知らんがなー。
と言いたいところでしたが、当時の私は謝罪しました。
たぶん、トラックのなかで振られてしまったのだと思います。
ですので、人に贈る際は、相手の方にも注意を喚起するようお願いいたします。
まとめ:『千代緑 活性本生 にごり酒』は、冬を告げるイキイキにごり
にごり酒といえば、濃厚でうまみたっぷりなイメージがありますよね。
だからこそ、重たくて苦手。あの味が苦手。
そんな感想を抱かれがちです。
ですが、活性にごりなら。
活性にごりなら、重い印象が変わるかもしれません。
気になっているけど720mlもいらないんだよな……という方もたくさんいるかと思います。
にごりの旨みは好き好きですので、まずは300mlから始めてみてはいかがでしょうか。
「どうしよう、どうしよう」と思っているうちに、季節は容赦なく過ぎていきます。
これを読むあなたはきっと、「どうしよう、どうなんだろう」と不安があったのだと思います。
この機会にぜひ一度、飲んでみてくださいね。
それでは今回はこのへんで。
ここまで読んでいただきありがとうございます。