あきたさけ!

秋田に生まれて34年。秋田市のグルメやカフェ、そして地酒の魅力をお伝えします。

【チトセザカリ純米吟醸:絹色】の感想・評価:ふんわりとした甘さ。残る苦味。大人の味。

チトセザカリ純米吟醸:絹色の感想・評価:大人の味

こんにちは、さるあみです。

 

2019年に彗星のごとく現れたチトセザカリシリーズに、新色が加わりました。

その名も『絹色』。

『桃色』にも『水色』にもない味わいをもった1本です。

シリーズとして見事に差別化できている今作は、いったいどんな味わいなのか。

 

さっそく本題に入っていきましょう。

 

 

『チトセザカリ』とは?

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先ほどチトセザカリのことを、『2019年に彗星のごとく現れたシリーズ』をお伝えしました。

チトセザカリとは、秋田県鹿角市にある千歳盛酒造が生んだ若きブランドです。

 

シックなデザインでありながらもどこかモダンで、かつ、色違いでの発売も話題となりました。

これまで、酒米酵母、どちらかを前面に出すものは数多くあれど、『かけ合わせ』を前面に出すものは少なかったはずです。

〇〇(酒米)×〇〇(酵母)というワクワク。

どんな味わいになるのだろうという興味をひきました。

 

ですが、話題となった理由はそれだけではありません。

話題となったもうひとつの大きな理由。

それは、“利き酒の全国チャンプを杜氏として招き入れたところ”にあります。

 

優れた舌をもつ杜氏が、みずからが理想をする味をつくる。

 

そういった試みが期待を生み、そして、話題となりました。

 

「じゃあ、話題性がウリってこと?」

 

それは違います。

2019年の春前に発売された『桃色』『水色』は、1年経たずに完売。

あらたに仕込まれたものは販路を広げ、県内スーパーでも見かけるようになりました。

継続して売れているのは、話題性ゆえではありません。

味で評価されたからこそなんです。

 

『チトセザカリ純米吟醸:絹色』の味は?

チトセザカリ純米吟醸:絹色の味は?

 

2020年の新色『絹色』。

それだけ聞くとアパレル業界をイメージしますが、こちらはれっきとした日本酒です。

 

公式には“りんごやメロンのような吟醸香”とありますが、実際には感じたのは“ふんわりとした甘み”。

りんご、メロンのような華々しい香りではなく、奥底にほんのりと酸味を沈めた穏やかな香りです。

 

味わいもまたふんわり。

やさしい甘さが霧のドームのように広がります。

 

「霧のドーム?」

 

と、思われたかもしれません。

ですが、この表現をつかったのには理由があります。

なぜなら、甘さがすぐに消えてしまうからです。

消えるのが早い。明らかに早いです。

味わいの感想を抱くよりも早く消えていってしまいます。

 

スーッと儚く消えていく味わいは、まるでわたあめのよう。

わたあめとチョットだけ違うとすれば、苦味が残るところ。

苦味で終わる大人の味です。

 

 

 

『チトセザカリ純米吟醸:絹色』の商品情報

チトセザカリ純米吟醸:絹色の商品情報

 

  • 原料米:秋田酒こまち100%
  • 原材料:米(秋田県産)・米こうじ(秋田県産米)
  • 使用酵母:AKITA雪国酵母
  • 精米歩合:55%
  • アルコール度数:15%
  • 日本酒度:+2
  • 内容量:720ml
  • 参考価格:1,540円(税込み)

 

『チトセザカリ』シリーズの感想はこちらから

チトセザカリの『桃色』『水色』『絹色』は、おなじシリーズなのにどうして味に差ができるのでしょうか。

そこには、酒米酵母のかけ合わせが関わっています。

 

〇〇(酒米)と〇〇(酵母)をかけ合わせるとどうなるのか。

それは、『桃色』『水色』を知ることでわかります。

ぜひ、読んでみてください。

 

www.saruami-sake.work

 

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『チトセザカリ純米吟醸:絹色』の感想・評価:まとめ

さて、最後に『チトセザカリ純米吟醸:絹色』の味わいをひとことでまとめておきましょう。

 

“すぐに消えてしまうふんわりとした甘み。残る苦味。大人の味”

 

開き直って二言すら超えてみました。

 

チトセザカリシリーズを飲んでみて感じるのは、素材の味を引き出そうとしているところです。

この酒米ならこういう味わいが期待できる。

この酵母ならこういう香りが期待できる。

ということは、かけ合わせたらこんな日本酒ができるんじゃないだろうか。

そんな挑戦を感じます。

 

まだ見ぬ味というよりは、「あのお酒、もっとこうだったらいいのに」「ああだったらいいのに」を現実にしたもの。

杜氏の理想をつくろうとしている途中”といった印象を受けました。

理想のお酒をつくるための第1弾、第2弾。

これからどんな進化を遂げて、どんな理想の1本を生み出すのか。

気になっているのは私だけではないはずです。

 

あなたもぜひ、始まったばかりの千歳盛酒造の『今』を知って、『未来』への期待につなげていただければうれしいです。

 

それでは、今回はこのへんで。

ここまで読んでいただきありがとうございます。

 

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