※2022年9月現在:テイクアウトのみの営業となっています
こんばんは、さるあみです。
突然ですがあなたにも、誰にも邪魔をされずに一人で過ごしたい日ってありませんか?
家ではないどこかで、のんびりと、静かな時間を過ごす。
大人になると、そんな休日が恋しくなりますよね。
今回ご紹介するのは、昭和レトロなカフェ。
昭和、平成をいろどった『時代の象徴』が、内装としてたくさん並んでいます。
古民家を改装した店内は、もはやひとつの景色と呼べるほどです。
のんびり過ごすための空気が流れている本当に隠れたカフェですので、ぜひ、この機会に知っていただければうれしいです。
どうぞ最後までゆっくりしていってくださいね。
それではいってみましょう。
のら珈琲ってどこにある?場所は?
まずは場所なのですが、『本当に隠れたカフェ』というのに一切の誇張はありません。
住所:秋田市旭南1丁目6-2
「サイクルベースあさひ」と「ベルコ会館」の間の通りに入って、住宅地を抜けた先にのら珈琲はあります。
目印は、墓地です。
もう一度言います。
墓地です。
のら珈琲唯一のデメリットとでも言いましょうか。墓地の目の前にある古民家こそが『のら珈琲』です。
ただ、後述しますが、慣れると景色として美しくみえてきます。
詳しいことは、もうちょっとだけ後で語りますね。
のら珈琲ってどんなところ?雰囲気は?
まるで昭和の世界にタイムスリップしたかのような安心感と懐かしさ。
カウンター席に座っていると、体が自然とちゃぶ台のほうを向きます。
景色という言葉は、外を指す言葉かもしれません。
ですが、のら珈琲には、中にも絶景があるんです。
「おっ、ちゃぶ台だ~!」
と近づけば、さらなる景色に驚かされます。
懐かしい単語と、少年時代をともに過ごした品の数々。
『カセットテープ』
『CDラジカセ』
『ウォークマン』
ちょっと見ただけで、この情報量です。
きっと、30代以上にとっては宝の山で、いまの10代にとってはオーパーツなのではないでしょうか。
カセットテープ、CD、MD。
かつては、音楽を聴くための形がありました。
けど、今はもうありません。
飛び出したテープを鉛筆で巻いて戻すこともありませんし、8センチCDをいれる短冊形のケースもありませんし、4倍で録音したクソ音質ももうありません。
書いてて思う懐かしさ。
音楽は、常に時代の最先端技術とともにありました。
のら珈琲には『大人の青春時代』が残っています。
私の思い出も、あなたの思い出も、1ページなんかじゃないはずです。
のら珈琲の雰囲気は、ノート1冊分の記憶を思い出させてくれますよ。
のら珈琲のおすすめメニューは?
のら珈琲にはフードメニューというものがなく、純粋にコーヒーと雰囲気を楽しむ場所となっています。
「え、食べるものないの?」
と思われたかもしれませんが、安心してください。
とっておきのお茶請けがあるんです。
それがこちら。
かりんとうです。
今回はマンデリンといっしょに『かりんと百米(黒糖)』をいただきました。
侮るなかれ、このかりんとう。
- プロのコメ農家がつくる
- 小麦粉をいっさいつかわない
- お米のかりんとう
なんです。
これがホントにうまい。心底うまいんです!
やさしい歯ごたえと、繊細な甘み。
米粉は小麦粉よりも油を吸わないため、仕上がりはあっさりとしています。
ねっとりとした甘みがなく、歯ごたえはキレがよくて油っこさがありません。
それでいて、やわらかな甘さがふんわりと口の中の残るんです。
こんなにおいしいかりんとうは、いままで食べたことがありません。
「コーヒーにかりんとうって、洋と和でケンカしないの?」
これが意外なことに、しないんです。
ちょうどいい温度で提供されるコーヒーと、やさしい甘さのかりんとうが、至福のひとときを演出してくれます。
のら珈琲はコーヒー豆や菓子の販売はしてるの?
のら珈琲では、豆の販売もしています。
今回、私がいただいたのはマンデリンでしたが、のら珈琲の醍醐味はなんといってもオリジナルブレンドにあります。
名前の由来もおもしろいものが多く、
- バンドの名曲からとったもの
- ラジオ番組に由来するもの
- 芸術家とのコラボ
などなど、他にはないブレンドコーヒーを買うことができます。
直接お店で買うことはもちろん、公式ホームページでの購入も可能ですので、遠くの方でも存分に楽しめますよ。
『かりんと百米』の販売は店舗でのみとなりますので、一度足を運ばれてみてはいかがでしょうか。
私も次回はオリジナルブレンドをどんどん攻めていくつもりです。
追記に期待していただければと思います。
まとめ:大人はきっとこんなカフェを待っていた
最後に、のら珈琲の場所や営業時間にふれておきましょう。
★のら珈琲:自家焙煎珈琲とカセットテープのお店
※公式サイトへはこちらから
のら珈琲は、みえる景色、感じる空気、すべてがおだやかな空間です。
冒頭でデメリットとしてお伝えした『目の前が墓地』ですが、この景色も見ているうちに味に変わります。
静まりかえった墓地も、砂利道を歩くのら猫も、たまに通る自転車も、すべてがおだやかな日常です。
特に、のら猫の歩くペースって、おだやかの象徴だと思いませんか?
まったく急ぐようすもなく、どこへ向かうわけでもない。
けど、そんな姿になぜか癒され、気がつけば目で追っている。
のら猫を目で追っているときって、きっと良い時間を過ごせているはずです。
ゆっくりとした時間の流れを感じられているはずです。
だからこそ、忙しい毎日を送っている人にこそ訪れてほしい。
そんなカフェに出会いました。
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