こんにちは、さるあみです。
今回は、2019年9月にオープンしたばかりの『赤居文庫』にいってきたので、そのレポートになります。
ただ、最初に謝らせてください。
私、さるあみ。
喫茶店にいっておきながらコーヒーを飲んでおりません。スイーツすら食べておりません。
いったい、何をしにいったのか。
この記事を読むことで、ささやかではありますが、夜の赤居文庫にふれることができます。
「へ~、そういう使い方もできるんだ」
といった納得をしていただけるかと思います。
どうぞ最後までゆっくりしていってくださいね。
カーテンのおりた店内は、外の喧騒とは無縁の癒やし空間
秋田市は中通。秋田駅から市民市場へ向かう途中に『赤居文庫』はあります。
一見すると「え、ほんとにここ?」と思われるかもしれません。
なぜなら、建物の壁にカフェっぽくないキャラクターがくっついているから。
くっついている。
この言葉がこれほどぴったりと当てはまるキャラクターも珍しいのではないでしょうか。
かのアメリカンヒーローが、赤居文庫の外壁を守っています。
ただ、このスパイダーマン。残念ながら市民市場側からでは見えないんです。
そちら側の壁はウィークポイント。スパイダーマンの守備範囲にありません。
姿を見たい方は、アトリオン側から訪れるのをおすすめします。
『赤居文庫』を外から見ると、店内はほぼカーテンで隠れていて、中を見ることはできません。
外に面したカウンターと上からおりるカーテンとの間にほんの少しだけスキマがあって、かろうじてお客さんの手が見えるくらいです。
スキマなく手が見えると、
「おお、混んでるんだなぁ」
と、なんとなく察することはできますが、テーブル席もたくさんあるので諦めないでくださいね。
訪問時刻は20:00。
入口の扉に手をかけようとすると、中から店員さんが歩いてきて扉を開けてくれました。
中へ入り、テーブル席へ。
席に座って見渡せば、“どのテーブルにも目線の高さに古本があるので狭く見えるかもしれません”。
ですが、空間としてはとても広いです。
奥行きがあってレストランのよう。
ひとりで行ってもカウンター席があるので、周りに背を向けて過ごせます。
色づかいといい、距離感といい、のんびり過ごすにはもってこいの空間です。
ビールはバドワイザー。少人数なら二次会として静かに過ごすのもいい
今回は20:00に2人での訪問ということもあり、お目当てはアルコール。
「24:00までの営業でアルコールの提供もしている」という情報があったので、メニュー表をみる目は真っ先にアルコールのページまで飛びました。
ビールはうれしいバドワイザー。
「えー……キリンは?アサヒは?」
なんて思う方もいるかもしれませんが、喫茶店のビールはこういうのがうれしいです。
だって、国産のビールはどこでも飲めますから。
レトロな雰囲気に、平成初期を思いだすバドワイザーの赤。
缶のまま来るのもいいです。ビンで出てきたら、もはや喫茶店じゃなくてPUBですから。
グラスじゃないところも、すごく雰囲気があっていいです。
“勢いで量を飲む空間ではない”というのが見てとれます。
小腹満たせるオーブン料理もおすすめ
今回は、オーブン料理のおすすめ。『煮込シチューライス:850円』をいただきました。
メニュー表には、使用された食材が詳細に書かれており、苦手な食材がある方やアレルギーのある方も安心して頼むことができます。
そしてもう見た目でおわかりいただけると思うのですが、おいしい。
もともとシチューにはライス派の人間からすれば、なんの違和感もなくおいしくいただきました。
「シチューにはパンだ!それが決まりなんだ!」
という、カツオは生姜醤油以外みとめない人海原雄山スタイルの方にもおすすめです。
赤居文庫の良い点・気になった点
まずは良いと思った点からいきます。
- お水にはレモンを入れてくれる
- お会計はテーブルで
- 壁掛け時計がすべて違う時間をさしている
- 古本が読める
- アルコールメニューがある
まずは、お水にレモン。
席に座るとすぐに店員さんがお冷をもってきてくれるのですが、その際に訊ねられるのがこの言葉。
「当店ではお冷にレモンを入れさせていただいております。よろしいでしょうか?」
つまり、選べるんです。
私はただの水よりもレモン水のほうがうれしいですが、中には苦手な方もいるはず。
そういった配慮は、お客さんからすればありがたいものですよね。
つづいて、お会計はテーブルで。
赤居文庫のお会計は居酒屋スタイルです。
テーブルにいる状態で店員さんに声をかけてお会計をします。
実はこれってありがたくて、レジにピンポーンがないお店だとお会計でもたつくことってありますよね。
あれがない。回避できます。
そして3つめ。壁掛け時計がすべて違う時間をさしている。
これは一長一短です。
人によっては困るだけかもしれません。
ただ、外とは違う時間を求めてきた人にとっては、時計があてにならない時間って大切です。
どこまでものんびりと。
暗くなったから帰る。
そんな休日の過ごし方って、ステキだと思いませんか?
4つめ、5つめについては、これまた人によりけりなので割愛しますね。
つづいて、気になった点をお伝えします。
- テーブルが大きい
- ガレットが1000円を超える
まずは『テーブルが大きい』から。
もう一度こちらの写真をご覧ください。
基本的には4人がけなので、テーブルも相応の大きさになります。
それはどこの喫茶店でもレストランでも同じことです。
ただ、赤居文庫の場合はちょっと違う。
中央に本があるんです。
だから、対面だとちょっと話しづらい。
もともと大きな声で話す空間ではないので、対面だと話すのに距離を感じてしまいます。
古本がちょっとした壁になってしまっているのかなと感じました。
そして、もうひとつだけ。
売りであるガレットの価格です。
こだわり抜いた贅沢な一品であることはわかるのですが、価格はスタンダードなもので900円。
おすすめと書かれたシシリエンヌは1350円です。
喫茶店につかう金額。
この設定をいくらと考えているかによって、足を運ぶ層が変わってきそうです。
まとめ:騒がずのんびりと飲むビールがあってもいい
ここで『赤居文庫』の場所や営業時間をおさらいしておきましょう。
★赤居文庫
住所:秋田市中通4-6-16 1F(秋田駅西口から徒歩5~8分)
TEL:018-801-5001
営業時間:11:00~24:00
定休日:なし
※開店したばかりなので、営業時間や定休日はこれから変わる可能性があります
というわけで、ざっくりと喫茶店であるところを外して記事にしてみました。
個人的にはやはりバドワイザーがうれしいですね。
国産ではなく外国産のビールで、しかも日本人にはなじみのあるチョイスです。
煮込シチューライスは量もちょうどよくて、女性にもおすすめ。
写真を撮ろうとすれば古本もいっしょに写るので、絵もあざやかです。
いずれにしても、秋田駅周辺という立地におもしろいお店ができましたね。
ひとりでの利用はもちろん、カップルでの利用にもおすすめします。
仕事終わりでも開いていますし、24:00までやっているカフェなんて秋田市にはないのではないでしょうか。
いつ行っても開いている安心感。
これってお客さんからすればすごく大事です。
まだまだ魅力の1割ほどしか堪能できていないと思いますので、今後も追記していきますね。
それでは、とりあえず今回はこの辺で失礼します。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
さるあみでした。
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