こんにちは、さるあみです。
今回は、晩梅の銘菓『ル・デセール』を紹介していきます。
「名前を聞いてもピンとこないんだけど」
「店名を聞いてもピンとこないんだけど」
と思いませんでしたか?
実は、晩梅のル・デセールってすごい商品なんです。
2021年の盆明けに発表された『お盆期間の土産品売れ筋ランキング』によると、秋田県産品プラザはル・デセールが第1位。
あの『しとぎ豆がき』や『大潟村のパンプキンパイ』をおさえてのトップです。
いまや秋田銘菓として定番になった『なまはげのおくりもの』すらもおさえています。
ですが、名前の知名度でいったらどうでしょうか。
秋田のお菓子として、いちばんはじめに挙げる人は少ないはずです。
私もいちばんには挙げません。
というわけで今回は、いちばん売れたのにいちばんには挙がらない、ちょっと不思議な秋田銘菓にふれていきます。
『晩梅』というメーカーにはじまり、
- ル・デセールがどんなお菓子なのか
- 実際に食べてみた感想
- インスタグラムの口コミ
と続けていきますので、最後まで楽しんでいってくださいね。
それでは、いってみましょう。
- 『晩梅』って?
- 晩梅の銘菓『ル・デセール』はどんなお菓子?
- ル・デセールを食べてみた感想は?
- 晩梅のル・デセール。インスタグラムの口コミは?
- まとめ:ル・デセールは北秋田市『晩梅』の銘菓。売れ筋NO.1にも輝いた!
『晩梅』って?
ル・デセールをつくる『晩梅』は、鷹巣。いまの北秋田市にある老舗の菓子補です。
創業はなんと1796年。
江戸の時代に生まれ、当時の将軍は徳川家斉でした。
『晩梅』の由来は“ばあさんが店番をしていたから”。
『ばばのいえ』が砕けて『ばばえ』となり、今の漢字が充てられたそうです。
※ちなみに
実は、創業からこれまでのあいだに一度だけ店名を変えているけど、誰も呼ばなかったから『晩梅』のまま今に至るぞ。
晩梅の銘菓『ル・デセール』はどんなお菓子?
ル・デセールは、ひとことで言えば『懐かしのチョコレートケーキ』です。
チョコレートケーキと言っても、洋菓子店のようなショーケースに入ったものではありません。
夏こそ冷蔵推奨ではありますが、涼しくなると常温販売されるのが特徴です。
パッケージはどこかレトロで、紳士淑女の午後といった印象。
マグカップではなく、ティーカップとソーサーがよく似合います。
包みを外してケーキを取り出すと、見た目はズシリと重たそうです。
ココア入りのスポンジにはチョコレートがかかり、底面には砕いたクルミがまぶされています。
そして、1個の大きさ。これがうれしい。
ちょうどいいんです。
付属のちいさいナイフで四等分すると、ちょうど一口サイズになります。
「たった4口で食べ終わっちゃうの?」
と思ったかもしれません。
ですが、そんなあなたには、ぜひ4口の満足度を感じていただきたい。
このまま味の感想にいってしまいしょう。
ル・デセールを食べてみた感想は?
見た目の濃さから相当な重みを想像してしまいますが、現実としてまず届いたのは『いい香り』でした。
チョコレートというよりはカカオ。
ビターな香りが楽しめます。
香りがビターということは、ケーキの甘さはひかえめです。
重みから想像するような甘さはありません。
さらに、底面のナッツ。クルミの食感が食べやすさを加速させます。
これがズルい。
最後に残るのがクルミの食感なので、香ばしくて軽快。
次のひとくちへの罪悪感がありません。
ちょっと多いかなと思いつつも、コーヒーとともにあっという間に食べきってしまいました。
これ、おいしいです。
さすがに、
「これこそが最高のチョコレートケーキッッ!!」
とはなりません。
ケーキ屋さんのチョコレートケーキには味も見た目も劣ります。
ですが、おどろくほど食べきらせる力のあるケーキです。
さらに、『151円』という価格から考えると、実はとんでもなく高いコスパを誇ります。
5個買っても800円ほどなので、普段使いにももってこい。
北秋田市の日常にはこんなケーキがあったのかと、正直羨ましくなりました。
晩梅のル・デセール。インスタグラムの口コミは?
インスタグラムにも多くの投稿がありました。
- お酒に合う
- いままで購入した銘菓のなかでも断然レトロ
- 一個一個が石鹸のようなかわいさ
- 夫の子どもの頃の思い出の味
- レトロなパッケージもおしゃれ
- 甘いものはあんま好きじゃないのにこれだけは食べちゃう
- そのクオリティの高さと丁寧さに驚いた
- 美味しいのに知名度がイマイチでもったいない
ビターなカカオの香りが楽しめるので、この場合のお酒とはウイスキーでしょうか。
3時のおやつをイメージしていましたが、晩酌の景色も見えてきましたね。
これには酒好きとしておもわず膝を打ちました。
私もやってみます。
そして、やっぱり多かったのが『レトロ』という感想。
デザインと字体のバランスがおしゃれで、懐かしさを感じている方が多くみられました。
子どもの頃に食べていた親世代の投稿も目立ちます。
ここでもまた、「北秋田市の人は昔から食べていたのか」と羨ましくなってしまいました。
まとめ:ル・デセールは北秋田市『晩梅』の銘菓。売れ筋NO.1にも輝いた!
もうね、この一言に尽きます。
「北秋田市のみなさん、いちばんには挙げないとか言って本当に申し訳ありませんでした」
レトロさから避けていました。
秋田らしさのない名前から避けていました。
私は恥じます。
もっともっともっともっと県外の人に知られてほしい。
お取り寄せしてでも食べていただきたい。
親世代だけでなく、レトロブームも若者にも。
あらゆる世代に、「ル・デセールは秋田のお菓子ですよ」と知ってほしく思います。
この記事を書いている時点ではまだ存在していませんが、ゆくゆくはこんな記事を書くつもりでいます。
『お取り寄せしてでも食べてほしい秋田のお菓子〇選』
ル・デセールはぜったいに入れます。
1個1個が包装されていてシェアもしやすく、甘さもひかえめ。
あらゆる世代と仲良くできるパッケージと味わいをもっています。
さらに低価格となれば、推さない理由がありません。
いまこうしてあなたに読んでいただいているのも何かの縁です。
またいつか、「そういえばあそこのブロガー、まとめ記事書くって言ってたな」と思い出してくださいね。
それでは今回はこのへんで。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
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