あきたさけ!

秋田に生まれて35年。秋田市のカフェ、地酒、お得な情報をお届けします。

阿櫻 宴 ツバキアンナラベルの評価・口コミは?絵を飲むという新感覚。

阿櫻 宴 ツバキアンナラベルの評価・口コミは?



こんばんは、さるあみです。

 

久しぶりに見た目で選びました。

 

『阿櫻 宴 ツバキアンナラベル』

 

遠目で惹かれて、近づいて惚れて、考えるよりも早く手にとった1本です。

後悔はありません。

ただ、裏ラベルをみて驚きました。

 

情報がほぼないんです。

 

わかるのは精米歩合くらい。

原材料に醸造アルコールがないので、かろうじて『純米酒』だとわかるくらいでしょうか。

使っている酒米や日本酒度、酸度はわからず、味わいを想像することはできません。

 

では、いったいなぜ情報が最小限に抑えられているのでしょう。

そこにはちゃんと理由がありました。

 

 

『阿櫻 宴 ツバキアンナラベル』ってどんな日本酒?

『阿櫻 宴 ツバキアンナラベル』とは、お酒からではなく、ラベルから先に生まれた稀有な1本です。

 

きっかけは東京の飲食店。

阿櫻の照井杜氏が『曲宴あぎ』さんで見た、壁面の絵でした。

 

「この絵に合う日本酒が造りたい」

 

壁面の絵は、杜氏の心を奪いました。

杜氏の魂を魅了するほどに、美しくも力強い絵だったそうです。

 

その絵の作者こそが、ツバキアンナ氏。

『現代浮世絵』というジャンルで活躍されている、伝統の担い手です。

 

そして、ツバキアンナ氏の絵を日本酒で表現したのが今回の1本。

『阿櫻 宴 ツバキアンナラベル』です。

 

裏ラベルに情報がない理由は、『絵』からのインスピレーションを感じてほしいからに他なりません。

 

詳細すぎる情報は、味わいに先入観を生みます。

たとえば、日本酒度を書けば、おおよその甘辛度がわかってしまいますよね。

酸度もおなじです。

書けば『数字』から想像してしまいます。

 

だから書かなかった。

あえて、書かなかったんです。

 

杜氏は、『絵』を感じてほしかった。

想像してほしかった。

『数字』という先入観をもってほしくないから、最低限の情報しか書かれていなかったんです。

 

ですので、この1本をひとことでまとめるとこうなります。

 

“『阿櫻 宴 ツバキアンナラベル』は『絵』を飲む1本”

 

さて。

ここから先は、『私』の感想です。

私が、『絵』をどう感じたのかが書かれています。

 

私の感想は、あなたにいらぬ先入観を与えてしまうかもしれません。

もしあなたが、この1本をまっさらな気持ちで受け止めたいのであれば、ここで読むのをやめることをオススメします。

ではでは、先へいってみましょう。

 

『阿櫻 宴 ツバキアンナラベル』の感想

グラスに注いでまず感じたのは、香りの立ちの良さです。

しっかり香ります。

フルーティーな華やかさではなく、あくまでも米のにおい。

やや重く、やや甘く、酸っぱさがあります。

 

味わいは、甘みがほぼありません。

パッと浮かんだのは、『ゆきの美人 完全発酵』や『天の戸 醇辛』。

日本酒度は+10を超えているように感じました。

 

ただ、大きくちがったのはコクの部分です。

熟成感をおぼえるコクと、透明ではないうまみ。

雑味と言ってもいいかもしれません。

若い酒にはない深みが感じられました。

 

そして、複雑なうまみを越えると、残るのはシャープな余韻。

カーッとキレ上がるものではない、不思議なやさしさがあります。

 

自分でも書いてて矛盾していると思うのですが、+10度以上の辛口だと感じながら、余韻はやさしいんです。

なんでしょう、ほんと。

不思議な1本を飲んでいます。

 

若くない。

誉め言葉として、この言葉がよく似合います。

流行とはまた違う1本。

 

美しい伝統を飲んでいる。

 

そんな印象を受けました。

 

『阿櫻 宴 ツバキアンナラベル』のインスタグラムでの口コミは?

インスタグラムの口コミにはこのようにありました。

 

  • 酸味と辛みが強調し、苦みもある
  • 甘み少なめの食中酒
  • やさしさよりも芯の強さと力強さを感じる
  • 阿櫻の基本な味わい、スッキリしてうまみがある
  • 味がしっかりした辛口
  • 絵がエモいなと思って購入した
  • ヤメどきを見失う危険なうまさ

 

数ある口コミで共通するのは『甘みの少なさ』です。

やはり辛口。

消極的ではなく、積極的な味わいを感じられている方が多かったように思います。

 

そして、誰もが口をそろえて書いていた感想がこちらです。

 

「ラベルに惹かれて」

 

やっぱりこれです。

これですよね。

『阿櫻 宴 ツバキアンナラベル』を語る上で、かならずと言っていいほど最初に出てくる感想でした。

 

『阿櫻 宴 ツバキアンナラベル』の評価・口コミは?まとめ

最後に、『阿櫻 宴 ツバキアンナラベル』についてまとめちゃいましょう。

 

  • 照井杜氏が惚れた絵から始まった1本
  • 絵の作者であるツバキアンナ氏は『現代浮世絵師』
  • 裏ラベルに情報がないのは、味によけいな先入観をもたせないため
  • 香りの立ちがよく、米の華やかさ
  • 味わいは、甘みの少ない大辛口
  • 熟成感をともなったコクがある
  • インスタの口コミは『ラベルに惹かれた方』が多い

 

といった感じでしょうか。

 

この1本、買いか否かでいえば、間違いなく『買い』です。

目で訴える日本酒には華があります。

 

味わいの華やかさは、買わなければわかりません。

ですが、見た目の華やかさは、買わずともわかります。

 

どれだけおいしいお酒も、それを知ってもらうには手に取ってもらう必要があります。

ラベルはその一助。

大きな一助です。

 

うまければ売れる時代ではありません。

うまいのが当たり前の時代です。

求められているのは、『うまい』が埋もれてしまわないこと。

 

『阿櫻 宴 ツバキアンナラベル』には、ぜったいに埋もれないチカラがあります。

 

この1本、ぜひあなたにも。

それでは、今回はこのへんで。

ここまで読んでいただきありがとうございます。