あきたさけ!

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【天の戸 純米酒 吟泉】の感想・レビュー:コスパ最高の静かな味わい

天の戸 純米酒 吟泉の感想・レビュー:コスパ最高の静かな味わい

こんばんは、さるあみです。

 

このお酒を語るのなら、スーパーの酒担当者時代まで遡らなければなりません。

かつて売っていて感じたのはこんな印象でした。

 

  • とにかく安い
  • 特別な時期でなくとも売れる
  • 逆に特別な時期は売れなくなる

 

特別な時期とは、盆、暮れ、正月。

地酒がもっとも売れる時期であり、純米大吟醸クラスが惜しげもなく売れていく時期でもあります。

まさに、かき入れ時です。

 

そんな時期における『天の戸 吟泉』は、売場で静かに過ごします。

出番はそこになく、過ぎ去ったあとが本番。

みなが日常に戻ったころから売上が上がっていきます。

 

なので、私が『天の戸 吟泉』に抱いている印象は、

 

“ミスター普段使い”

 

毎日の晩酌のために存在し、パック酒の存在を亡き者にする1本でした。

そして同時に、

 

「まあ、いつでも買えるし」

 

と、2021年の今日にいたるまで飲まなかった日本酒でもあります。

 

というわけで今回は、ようやく買いました『天の戸 吟泉』。

いったいどんなお酒で、どんな味わいに感じたのかをお伝えしていきます。

いま酒売場を眺めているあなたも、最後まで楽しんでいってくださいね。

 

 

『天の戸 純米酒 吟泉』ってどんなお酒?

『天の戸 吟泉』は、横手市の浅舞酒造がつくる純米酒です。

販売時期は、通年。

公式価格が720mlで1,000円、一升でも2,000円と、高いコストパフォーマンスを誇ります。(いずれも税抜き)

 

天の戸シリーズでは割と新しいイメージ。

と思ったのですが、受賞歴をみるとそれが間違いだと気づかされます。

 

“燗酒コンテスト2013、2015、2016:金賞”

 

すでに8年以上の歴史がある1本でした。

 

浅舞酒造公式サイトでは、自社製品を4つのタイプにわけています。

4つのタイプは以下のとおりです。

 

  • フルーティー
  • すっきり
  • ふくよか
  • コクがある

 

さらに、それらを『香りの高低』『味の濃淡』でわけることでグラフにしています。

グラフを確認したい方はこちらをご覧ください。

 

秋田の地酒は「天の戸」-浅舞酒造株式会社

 

『天の戸 吟泉』はというと、すっきり寄り。

すっきりというジャンルのなかでも、ちょうど中間に位置しています。

香りは低いが低すぎず、味は薄いが薄すぎず、といったところでしょうか。

 

「んん?」

 

ちょっと先へ進めてみましょう。

 

『天の戸 純米酒 吟泉』の感想は?

『天の戸 吟泉』の味わいをひとことで表すのならこうなります。

 

“うまい不味いというよりも、ひたすら進む酒”

 

香りはおだやかで、グラスからはお米由来のものが控えめに感じられます。

フルーティーさは0です。

ただ、好みが分かれるほど強く香るものではありません。

 

味わいは、ややしっかりとした酸とふくらみ。

他の味わいが弱いから突き出ているように感じる、という印象です。

甘みは味よりも風味から感じます。

 

全体的に静かな味わい。

 

それは燗にしても大きくは変わらず、静かなままオイリーになります。

これがおいしい。

盛り上がることはありません。

ですが、おいしいがのんびりと続きます。

 

これこそが『天の戸 吟泉』のポイント。

「いつもの日常にあるいつもの酒なんだなあ」と、ホッとする味わいでした。

 

ただ、冷めてくると酸が際立ってくるので、ここだけは好みが分かれるかもしれません。

 

そして、うまい不味いで言わなければならないのなら、『言えない』と答えます。

うまい寄りの普通。

コスパを考えると、罪悪感なく惜しみなく飲める純米酒です。

全体をとおして、「嫌いだ!」と声を大にして発信する人はいない1本。

そんな印象で終わりました。

 

『天の戸 純米酒 吟泉』の商品情報

  • アルコール分:15.5度
  • 日本酒度:+2.3
  • 酸度:1.8

 

※参考価格

 

  • 720ml:1,000円(税別)
  • 1.8L:2,000円(税別)

 

『天の戸 純米酒 吟泉』の感想・レビュー:まとめ

スーパーに来る人は、日常を支えるものを買いに来ています。

日本酒の売場だってそうです。

売上上位はすべて1500円以下で買えるものでした。

 

公式サイトの説明にある、

 

“晩酌の定番酒としてお勧め”

 

の文字。

「まさに!」といった感じの1本です。

 

もしあなたが購入に迷っているのなら、燗で飲む姿を想像してみてください。

その姿があなたの背中を押してくれるはずですよ。

 

ではでは、今回はこのへんで。

ここまで読んでいただきありがとうございます。

 

※日本酒選びに迷ったらこちら

 

www.saruami-sake.work

 

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