こんにちは、さるあみです。
今回は、秋田市にあるスーパーマーケットの【地酒の品揃え】についてまとめていきます。
各スーパーを回って気付かされたのは、それぞれが独特な品揃えをしているというところです。
私自身、
「へ~! こんなん置いてるんだ!」
と驚かされました。
ただ、残念ながらまだすべてのスーパーを網羅することはできていません。
徐々に追記していく記事となります。
近所に酒屋のない方にとっては特に価値のある記事となるはずですので、どうぞ最後までゆっくりしていってくださいね。
それではいってみましょう。
- 【いとく】:田沢湖ビールがおもしろい
- 【ナイス】:安定した品揃えと300ml瓶の豊富さ
- 【マルダイ】:日本酒コーナーは広い分、県外酒も多い
- 【ドン・キホーテ】:地酒よりも全国の1000円以下の大吟醸に全力
- 【イオン中央店】:あなどれない品揃え。コーナーの広さはやはりデパート
- 【イオンモール秋田】:最大級の広さと小物の豊富さ
- 【酒の英雄】:NEXT5の取り扱いはなく、スーパーの品揃えのハイエンド
- 【やまや】:福乃友と秋田晴の取り扱いがおもしろい
- まとめ:それぞれに特色があって、足を運ぶ楽しさがある
【いとく】:田沢湖ビールがおもしろい
まずは、県北から秋田市内まで20店舗以上をかまえる【いとく】です。
【いとく】の特徴は、なんといっても地ビールの豊富さにあります。
- あくらビール
- 田沢湖ビール
- 枝豆ビール
特に田沢湖ビールの知名度は県内外でも高く、贈り物としても人気です。
そして、取り扱い店舗が少ないのも特徴といえます。
スーパーなどで見たことある方はご存知かと思いますが、地ビールってけっこう高いですよね。
500円~700円の世界。
スーパーに来るお客さんにとって、500円って大金です。
晩ごはんのおかず一品くらいなら余裕でつくれてしまう金額です。
だから、「取り扱っても見込みがない」というのがスーパー側の本音なんですよね。
だからこそ、安定して取り扱いのある【いとく】は貴重といえます。
そして、地酒です。
日本酒コーナー全体の品揃えとしては、『それなり』のひとことに尽きます。
ですが、【いとく】の日本酒コーナーにおいて特筆すべきは、180ml瓶の豊富さにあります。
720mlだと高くて手がでない『まんさくの花 純米大吟醸』や『福小町 大吟醸』を、手頃な価格で楽しむことができちゃうんです。
これが大きい。
ちょっと贅沢な日本酒を一杯だけ。
そんなときは【いとく】をおすすめします。
【ナイス】:安定した品揃えと300ml瓶の豊富さ
『いい暮らし、届けたい』のキャッチコピーでおなじみの【ナイス】は、秋田市と由利本荘市に店舗をかまえる地域密着型のスーパーです。
【いとく】とはちがい、通年での地ビールの取り扱いはありません。
ただ、盆、暮れ、正月といったイベント時にのみ田沢湖ビールを置くことがありますので、ターゲットをしぼった販売といった感じを受けます。
地酒の取り扱いはというと、コーナー自体がそれほど大きくはありません。
ですが、広げた陳列方法をとらないため、小さい売場ながら種類は豊富です。
県外酒が少ないことも助けになっているのかもしれません。
そして特筆すべきは、300ml瓶の豊富さです。
それもほぼすべてが県内酒となっています。
こちらもコーナーこそ小さいですが、広げた陳列をしないため種類の多さが際立っています。
取り扱いのある地酒でおすすめなのは、『天の戸 吟泉』『福小町 純米辛口』です。
どちらも燗で映えるお酒ですので、ぜひ温めて飲んでみてくださいね。
【マルダイ】:日本酒コーナーは広い分、県外酒も多い
マルダイは、秋田市内に5店舗をかまえるスーパーマーケットです。
八橋パブリ店・広面店のみ23:00まで営業。
土崎・牛島・おのば店は22:00までの営業となっています。
八橋店のみでの判断となってしまいますが、日本酒コーナーはスペースが大きくて県外酒が多いように感じました。
特に目立っていたのは『和歌山の地酒』。
『紀土』と『黒牛』です。
どちらも“和歌山といえばこれ!”という地酒ですので、ご存知の方も多いかと思います。
秋田では、よほどの縁がなければ出会えない日本酒です。
特に秋田は酒どころであり、日本酒コーナーには地元のお酒が並びがち。
県外酒があったとしても『新潟の日本酒』ばかりが目立ちます。
ところが、マルダイにはなぜか『和歌山の地酒』がある。
これはオンリーワンといえる強みなのではないでしょうか。
【ドン・キホーテ】:地酒よりも全国の1000円以下の大吟醸に全力
いわずとしれた驚安の殿堂【ドン・キホーテ】ですが、日本酒コーナーの産地はわりとバラバラです。
もちろん非冷のコーナーはほとんどが秋田の地酒であり、300mlも豊富に取り揃えられています。
ですが、それはあくまで『定番アイテム』のコーナーに限ります。
エンドコーナーは決まって“お買い得な県外酒”で構成されており、秋田の日本酒を推してはいません。
冷蔵ケースも同様です。
あくまでも“お買い得であること”。
『地酒』ではなく、『リーズナブルな価格の日本酒』を扱うところです。
たとえば、『越後桜』『吉乃川』『月桂冠』。
県外大手の1000円以下でおいしいお酒がずらりと並びます。
秋田の日本酒にこだわらないのであれば、むしろオススメしたいスーパーです。
【イオン中央店】:あなどれない品揃え。コーナーの広さはやはりデパート
かつてほどの賑わいはなくなってしまった【イオン中央店】ですが、デパートにはデパートの強みがあります。
それは、敷地面積の広さです。
お酒のコーナーを広くとれるのは、デパートならではといえます。
地ビールの取り扱いは、『あくら』のみですがあります。
日本酒のコーナーは季節によって展開の仕方がちがうので、一概に『こう!』とは言えません。
ですが、やはり広い分、種類が多いです。
展開方法が美しくて、目でも楽しむことができます。
品揃えという点でいえば、特筆することはありません。
スーパーと卸業者が変わらないのか、目立った商品も特別ありません。
ただ、大きなお店の強みがあります。
それは、『まだあるかも』というところ。
スーパーでは売り切れてしまった季節商品も、まだ置いているかもしれないという希望があります。
あのお酒、『ナイス』にいったらもう売り切れていた。
そんなときは【イオン中央店】に足を運んでみるのもおもしろいかもしれません。
【イオンモール秋田】:最大級の広さと小物の豊富さ
御所野にあるイオンモール秋田は、いわずと知れた秋田市最大級のショッピングモールです。
日本酒のコーナーはというと、もはやコーナーではなく『酒屋』。
食品レジの先にある黒いスペースは、小さな酒屋ならスッポリと収まりそうな大きさがあります。
もちろん日本酒の品揃えも豊富です。
季節モノは食品レジ側に突きだして目立たせ、通年商品は壁際にびっしりと並びます。
スーパーやデパートという“くくり”でいえば間違いなく最大級。
ここにないなら、あとは老舗の酒屋をあたるしかありません。
小物も豊富で、各蔵元の前掛けだったりグラスだったり、もらってうれしいものが並んでいます。
田沢湖ビールの取り扱いがあるのもうれしいところですね。
ただ、一点だけ。
これだけは覚えておいてください。
NEXT5のお酒はありません。
あったとしても山本合名の『ど辛』、栗林酒造の『春霞 ピンクラベル』くらいです。
新政、ゆきの美人、一白水成、山本、春霞をお探しの方は、老舗の酒屋に行かれることをおすすめします。
【酒の英雄】:NEXT5の取り扱いはなく、スーパーの品揃えのハイエンド
本店を旭南にかまえて、県内に4店舗を展開している【酒の英雄】。
残念ながらNEXT5(新政・ゆきの美人・一白水成・山本・春霞)の取り扱いはありません。
ですが、さすが酒屋の最大級。
秋田の地酒の品揃えは豊富です。
なにより、普通酒の扱いが多数あることが、地域に根づいている証拠といえます。
さらにおもしろいのが、“酒の英雄でしか売っていない地酒”があることです。
これは時期によってきてしまうのですが、運がよければ珍しい地酒に出会うことができます。
地ビールはもちろん、『あくら』『田沢湖』両方の取り扱いがあります。
ちょっとテーマから逸れてしまいますが、英雄の品揃えは10,000種にも及びます。
日本酒、ビールだけでなく洋酒もおもしろいので、ぜひ一度足を運んでいただきたい酒屋さんです。
【やまや】:福乃友と秋田晴の取り扱いがおもしろい
秋田県内に10店舗をかまえる『酒類販売チェーンの最大手』が【やまや】です。
日本酒の品揃えは、まさにおもしろいの一言。
秋田市内でこれほど『福乃友』を扱っているところは他にないのではないでしょうか。
『福乃友』といえば、秋田犬のラベルが有名ですよね。
だから、どうしても「おみやげ用のお酒」のイメージがついてまわります。
ですが、『福乃友』にはほかにも良いお酒がいっぱいあるんです。
おみやげとしての側面だけはなく、自ら消費するために日本酒として知られてほしい。
そんな願いを【やまや】が叶えてくれました。
そして、もうひとつ。
『秋田晴』です。
『酔楽天』『秋田晴』といえば、新屋方面の方なら当たり前に知られているのかもしれません。
ですが、地域をこえた範囲になるとちょっと知名度が落ちます。
今回、ここで知っていただきたいのは『秋田晴』のほう。
『秋田晴』の大吟醸は、『ワイングラスでおいしい日本酒アワード2018』において“金賞”を受賞しています。
さらに、それでいて価格がリーズナブルなんです。
なんと、720ml:1190円。
お買い得すぎて意味がわかりません。
こんな素敵な日本酒と当たり前に出会えるのが『やまや』です。
ぜひぜひ『福乃友』と『秋田晴』を買いに足を運んでいただけるとうれしいです。
ちなみに、地ビールは『あくら』あります。
まとめ:それぞれに特色があって、足を運ぶ楽しさがある
最後に、ここまでに紹介したお店をまとめていきます。
- 【いとく】:田沢湖ビール・枝豆ビールがおもしろい。地酒は180mlが豊富。
- 【ナイス】:コーナーは小さいが工夫により種類が豊富。特に300mlがおもしろい。
- 【マルダイ】:コーナーが大きい分、県外酒がおもしろい。和歌山の地酒が買えるスーパーはマルダイだけなのでは?
- 【ドン・キホーテ】:地酒にこだわりはなし。リーズナブルにうまい酒の宝庫。
- 【イオン中央店】:デパートらしいコーナーの広さ。「まだ売ってるかも」の期待がもてる。
- 【イオンモール秋田】:スーパー・デパートの最高峰。小物も充実してて見るだけでも価値がある。
- 【酒の英雄】:全体で10,000種の品揃え。普段づかいから贈り物まで幅広い。
- 【やまや】:『福乃友』と『秋田晴』がおもしろい。酒販店らしいボリュームのある売場。
といった感じでしょうか。
いずれも共通するのは、NEXT5(新政・ゆきの美人・一白水成・山本・春霞)の取り扱いはないということ。
ただし、山本の『ど辛』と春霞の『ピンクラベル』は除きます。
また、一白水成の福禄寿酒造が県内のみに展開する『十五代彦兵衛』はスーパーでも買えますので、おなじ酒造のお酒として楽しんでみてはいかがでしょうか。
もし、上記5蔵のお酒をお求めなのであれば、菅久商店さんがおすすめです。
でっかいなまはげの面で有名な『秋田長屋酒場 秋田駅前店』の斜め向かいにありますので、ぜひ足を運んでみてくださいね。
※新政はかならず置いてあるわけではありませんのでご了承ください。
それでは今回はこのへんで失礼します。