「トピコに新しくオープンしたけど、雰囲気が高級がすぎて立ち止まれない」
わかります、その気持ち。
私はトピコの2Fを3周しました。
こんにちは、さるあみです。
トピコ2Fのおみやげ屋さんコーナーにオープンした『鼎庵(ていあん)』。
壁の色がひとつだけ違うのもあって目をひきますよね。
通り過ぎる際に横目でショーケースをのぞくと、馴染みのない商品名が飛びこんできました。
- 金の鼎庵
- 銀の鼎庵
- 極の鼎庵
せんべいだというのはわかるのですが、いったいどんなせんべいなんでしょうか。
どうしても知っておきたいのに高級感で近寄れません。
観光客を装うにも、軽装+ボディバックの出で立ちでは説得力は皆無。
気持ちをつくるのに、おみやげ売場3周ほどの時間を必要としました。
そうしてやっと。
やっと購入したのが『金の鼎庵』です。
『金の鼎庵』、食べてわかりました。
ただのせんべいではありません。
“只者ではないせんべい”を鼎庵さんが一枚一枚を丁寧に焼きあげるように、私も一文一文を丁寧に書きあげていきます。
『金の鼎庵』がいったいどのような味わいなのか。
ぜひ、そのうまさと魅力を知っていただけるとうれしいです。
それでは、いってみましょう。
鼎庵(ていあん)とは?
『鼎庵』とは、潟上市にある手焼きせんべいのお店です。
正式名称は『米菓匠鼎庵』。
詳しくはこちらの記事、もしくは公式サイトから。
金の鼎庵ってなに?
金の鼎庵とは、手焼きせんべいの『鼎庵』が誇る看板商品です。
〇〇の鼎庵シリーズにはそれぞれコンセプトが決まっており、
- みそ
- 醤油
- 砂糖醤油
といった味付けがあります。
金の鼎庵は『みそ』味。
タレには石孫本店の『吟醸孫左ェ門味噌』と『石孫の金の蔵』、そして、丸大豆一番搾り醤油『百寿』がブレンドしてつかわれています。
なかでも注目してほしいのは、『石孫の金の蔵』です。
『石孫の金の蔵』は、玄米のままでうまい米『金のいぶき』を100%使用したみそ。
うまみと栄養がたっぷりでありながら塩分は約8%と低く、健康面をも意識した逸品となっています。
とはいえ、みそ味と聞くと塩味の強いイメージがありますよね。
ところが、『石孫の金の蔵』自体の味わいは、米こうじを大豆の3倍つかっているためかなりの甘口。
『吟醸孫左ェ門味噌』もまた大豆の2倍量の米こうじをつかっているため、甘口となります。
そのため、『金の鼎庵』はみそ味でありながら甘みがあるんです。
どんな甘みだったのか詳しくみていきましょう。
金の鼎庵、その味は?
さっそく甘みについて触れていきたいのですが、その前に語らなければならないことがあります。
それは、香りです。
米こうじの量が多いみそであるため、香りにはほんのりと発酵臭。
そこに、『醤油とみそが混じった塩気』と『香ばしさを伴った甘み』がのります。
この香り。とても一枚のせんべいとは思えません。
たった一枚からの主張とは思えないくらい、香りに存在感があります。
そして、歯ごたえ。
噛もうとして驚愕しました。
表面が驚きのなめらかさ。そして、塗りムラが一切ありません。
『塗る』というより、もはや『コーティング』の域です。
一枚のシートの上をすべるかのような一定の舌触りが感じられます。
ところが、驚くのは『外側』だけではなかったんです。
さらに驚愕したのが、『中の軽さ』。
厚く塗られた外側にくらべて中身は白く、そして軽い。
だから、その分、外側の味わいがより濃く感じられます。
もうね、この味わいです。
この、“コクのある甘じょっぱさが長く続く感じ”がたまりません。
ひとくちの余韻が長い長い。
塩味だけでは「うまい!」と思わなかったはずです。
甘みのあるみそだからこそ、私のような30代男性でも楽しめました。
一枚をこんなにも長く味わえるせんべいなんて、『金の鼎庵』が初めてです。
金の鼎庵はこんな人にオススメ
金の鼎庵は、素材の甘みをひきだすことで購買層を広くしています。
『みそせんべい』では見向きもしない世代でも、『金の鼎庵』であれば懐かしさと共に楽しめるはずです。
- 親戚へのおみやげに
- 上司へのプレゼントに
- お世話になったあの人に
- いつものお茶のお供に
- 久しぶりの休日に
どんな世代でも使いみちのあるお菓子。
それが『金の鼎庵』です。
まとめ:これはすごい。金の鼎庵はコクのある甘じょっぱさがたまらない!
ちなみにこれは完全に個人の感想ですが、『金の鼎庵』を味わっているとき、“あのせんべい”が頭に浮かびました。
系統が似ているというだけで、味には大きな差があります。
ただ、それでも私は“あのせんべい”を想像しました。
“あのせんべい”の素材を厳選して、限りなくハイエンドに近づけたもの。
そんな印象を抱いたんです。
さて、
“あのせんべい”とはいったいなんなのでしょうか。
それはぜひ、あなた自身の舌で確かめていただけるとうれしいです。
そして、私を「味オンチ!」とののしってください。
それでは今回はこのへんで。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
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